中瀬太郎
医療ジャーナリストの中瀬太郎さんが
理事長 岸本雅吉の生い立ちを書かれました。
非抜歯に共感されて昨年対談をしました。
中瀬さんは、医療の現場のことを良く知られていて、とても、素晴らしいジャーナリストでした。
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http://kaiensha.hp.infoseek.co.jp/kishimoto/nukazuni.htm
MK式 抜かずに治す歯並びはこうして生まれた
本文の中にある岸本歯科医師とは、理事長岸本雅吉のことです。
また、「岸本矯正歯科クリニック」は移転改名して、「きしもと刈谷矯正歯科」となっております。
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MK式「抜かずに治す歯並び」はこうして生まれた。 著者 中瀬太郎
本の中で出てくる、岸本歯科医師とは理事長岸本雅吉で、「岸本矯正歯科クリニック」は、その後移転して、現在は「きしもと刈谷矯正歯科」に改名されています。
抜かずに治す「矯正歯科」 改訂新版 について
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改訂新版 抜かずに治す「歯並び」について
![]() | 抜かずに治す「歯並び」―学校検診の歯列・咬合・顎関節の指摘はここにあった!コンピュータを駆使した最新の歯列矯正 岸本 雅吉 (2004/04) 現代書林 この商品の詳細を見る |
著者 岸本雅吉/歯学博士
内容紹介(社)日本PTA全国協議会推薦図書
「小臼歯」を抜いて歯並びをきれいにしていたこれまでの矯正治療の常識をくつがえし健全な歯を抜かずに異常の原因になっている奥歯から根本的に治す“非抜歯”矯正治療を全て公開!!
目次1 なぜ現代人の歯並びは悪くなってしまったのか
2 歯並びの異常の原因は奥歯にあった
3 矯正治療の常識をくつがえす“非抜歯”矯正法
4 ここが違う!岸本式“非抜歯”矯正の実際
5 小臼歯を抜かずにここまで治った!“非抜歯”矯正治療例
6 ここが知りたい!岸本式“非抜歯”矯正Q&A
抜かずに治す「歯並び」なっとくBOOKについて
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PTA推薦図書 歯列矯正
はじめに
わたくしが健康な小臼歯を抜かない矯正治療を行ってきて、もう十数年になります。痛んで治療ができない状態の歯ならともかく、健康な歯を抜いて矯正することに抵抗を感じて、こうした治療を行うようになったのですが、おかげさまでたくさんの患者さんに喜んでいただけているようです。
機能咬合のリコンストラクション
http://www.quint-j.co.jp/service/books/2005/20050805.html
機能咬合のリコンストラクション
日本語版の発行にあたって
私が大学を卒業し、矯正治療を手がけて約25年がたちました。当初10年間は、矯正治療を実践しそれなりの成果を上げてきたつもりでいました。しかし一方では、日々消化不良の連続でした。それは矯正治療を行っていくうえで当時、小臼歯の抜歯は避けて通れないものだったからでした。健全な小臼歯の抜歯をどうして行わなければならないのか、前歯、犬歯、臼歯の位置はどこが正しいか、どう排列したらよいのか自問自答の日々を送りつつ、紹介医からの健康な小臼歯をどうして抜歯しなければならないかとの追い打ちをかけられるような質問にも、自責の念と焦燥感を覚え十分な解答が出せないでいたからでした。
そんななかで
抜かずに治す{歯並び」

PTA推薦図書 歯列矯正
PART1 なぜ現代人の歯並びは悪くなってしまったか
- 日本人の顔は変わってきた!?
- あごの小さい子供が増えている
- あごが小さくなっても歯の数は変わらない
- 最大の原因は食生活にある
- 歯並びの異常は、なぜおこるのか
- 体の機能は使わなければ退化する
- 歯の発育とあごの骨の成長がアンバランス
- 子供がよくするクセにも気をつけよう
- 歯並びの異常があたえる深刻な影響
- 虫歯・歯周病になりやすい
- 胃腸障害がおこりやすい
- 学業や仕事にも悪影響が
- いじめや非行の原因にも
- 真剣に考えたい歯並びの矯正
- いまや矯正は当たり前の時代
- 歯並びの矯正は大人になってもできる
PART2 歯並びの異常の原因は奥歯にあった
- 歯の“押しくらまんじゅう”で異常がおきる
- 「歯並びが悪い」とはどういうことか?
- 前歯の異常は外に表れた“症状”だ
- 奥歯の影響で前歯が悲鳴を上げている
- 奥歯は骨格までも変える
- 奥歯の異常は顎関節も狂わせる
- 顎関節の特殊な動き
- 顎関節は「てこの原理」で動く
- 奥歯がてこを狂わせる
- 顎関節の異常を前歯が警告する
- 本当の異常は見た目だけでは分からない
- かみ合わせの異常は全身へ悪影響を及ぼす
- 全身の不調を招く不正咬合と顎関節症
- 原因不明の不定愁訴は、かみ合わせを疑え
- 前歯を治すだけでは本当の矯正はできない
- 前歯だけに目を奪われるな
PART3 矯正治療の常識をくつがえす「非抜歯」矯正法
- 歯を抜くのが矯正治療の常識だった
- 見た目重視の矯正は、こんなことをしていた!
- 便利だから抜かれていた小臼歯
- 奥を抜かないテクニックが少ない
- 奥を抜かずにできる矯正治療法はある
- 真の矯正は見た目を治すだけではない
- 第1小臼歯は顎関節を守っている
- 小臼歯の代わりはほかの歯にはできない
- 抜かずに矯正できるテクニックはあった!
- 小臼歯を抜かないこれだけの理由
- 対処療法と原因除去療法の根本的な違い
- 異常には必ず原因がある
- 本来の機能を取り戻す原因除去療法
- 「後戻り」という名の「再発」
- 原因を除去すれば再発は少ない
- 歯は一生もの
- 歯はかけがえのない宝ものだ
- 「8020運動」から「8028運動」「8488咬合」へ
PART4 ここが違う! 岸本式「非抜歯」矯正の実際
- 私が実践している矯正治療の5つのポリシー
- 1 健康な小臼歯は可能なかぎり抜かない
- 2 リスクの大きい外科手術はできるかぎりしない
- 3 矯正装置・装具の装着期間はなるべく短くする
- 4 長い目で見てリーズナブルな治療費を
- 5 必ず顎関節検査を行う
- 初診から完了までの治療の流れ
- 始めるタイミングが大事
- 治療の前と後に顎関節機能をチェック
- 矯正治療で注意しなければいけないこと
- 将来的には補綴も含めた完全な治療を
- コンピュータを駆使した顎関節機能のチェック
- 顎関節再生の外科的治療は簡単にはできない
- 顎関節の動きを考えて歯並びを治す
- 顎関節機能をチェックする「アキシオグラフ」
- あごの機能を立体的に捉える
- データに基づいて咬合を再構成
PART5 小臼歯を抜かずにここまで治った!「非抜歯」矯正治療
- 叢生(乱ぐい歯)
- 上顎前突(出っ歯)
- 下顎前突(うけ口)
- 開咬
- 混合
- 最近の医療技術の進歩には目を見張るものがあります。歯科矯正の分野でも材料・技術のめざましい発達で、歯並びがとてもきれいに治るようになりました。そして、非常にたくさんの人が矯正治療を受けるようになり、それに伴って、熟練した矯正専門医だけでなく一般の歯科医や大学を卒業したての若い歯科医までもが治療を行うようになりました。
- こうして、矯正治療に興味がもたれ、広がっていくことは、とても喜ばしいことだとは思います。しかし、一方で、技術が発達し材料が進歩した分だけ、それらに頼り過ぎ、精密検査もせず、表面的に歯だけを見て安易に装置を付け、矯正を行う歯科医も残念ながら増えているようです。歯の状態やそのまわりの状況をよく調べ、精密検査で不正咬合の原因を確認した上で行うのが、本来の矯正治療の在り方のはずです。しかし、精密検査を行っても、治療に対する考え方や方法の違いが、多くの矛盾や疑問を生み出していることも事実で、私のところにも数多くの問い合わせをいただいています。
- 本書は、見た目の美しさだけではなく、体にやさしい本当に体の健康を考えた歯科矯正治療はどうあるべきかをテーマに、私の矯正治療医としての経験から書き下ろしたものです。
- 現在、一般に行われている矯正治療は、健全な小臼歯を便宜的に抜いて隙間をつくり、歯並びを整えるという方法がとられています。治療を受ける患者さんは、それしか方法がないのだろうと思い、それを当然のこととして受け入れていることでしょう。
- しかし、今まであまり追求されなかった根本的な原因除去による治療によって、健全な歯を抜かずに歯並びをきれいに治すことは可能なのです。そして、この歯を抜かない治療こそが、真に体の健康を考えた治療法であることを私は確信し、実践してきました。本書は、その治療レポートでもあります。
- なお、本文の中には難しい言葉も出てきますが、巻末の用語集を参考にして読んでください。より豊かでよりよい人生を送るためには健康が重要な鍵を握っていることは間違いありません。健康の大切さは失ってみて初めて分かるもので、失ってからではなかなか元にもどりません。
- 本書が読者の皆様の「転ばぬ先の杖」となり、読者の方々の、また、将来ある子供たちの健康に役立てば幸いです。 岸本雅吉
- 1998年6月